ここ5年ほどのJAL国際線運賃の変化
最近、ふと国際線の運賃が以前に比べてかなり上がっているということを実感したので、調べて見ました。気づいたきっかけはシンガポール線でしたが、今回は王道の(?)ニューヨーク線で調べました。
運賃クラス | 2012冬季 | 2013冬季 | 2014 | 2015 | 2016夏季 | 2017 | 2018 |
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プレミアム(相当) | 219 | 236 | 227 | 260 | 270 | 274 | 274 |
ダイナミックセイバーA(相当) | 189 | 206 | 197 | 230 | 240 | 244 | 244 |
ダイナミックセイバーB(相当) | 165 | 190 | 182 | 216 | 220 | 224 | 224 |
ダイナミックセイバーC(相当) | 137 | 137 | 142 | 174 | 180 | 184 | 184 |
ダイナミックセイバーD(相当) | 107 | 110 | 115 | 147 | 153 | 157 | 157 |
ダイナミックセイバーE(相当) | 87 | 92 | 100 | 132 | 138 | 142 | 142 |
ダイナミックセイバーF(相当) | 72 | 78 | 86 | 116 | 124 | 128 | 128 |
サーチャージ | 21(10月) | 21(10月) | 25(4月) | 10.5(4月) | 0(4月) | 7(4月) | - |
※単位は1000円です。
2012年度、2013年度は冬季が夏季より5,000円安く、2016年度は夏季が冬季より4,000円安かったため、安い方の時期の運賃を採用しています。また、この区間は出発の曜日によっても運賃が変わります(日本発火〜金、アメリカ発日〜木が安い。この差は往復で20,000円。)ので、これも安い方の時期の運賃を採用しています。
結論としては、運賃表では大幅に値上がりしていました。特に、2015年度の値上げ幅は非常に大きいです。ただ、各運賃区分の配分計画や実績が我々にはわからないため、実質的な値上げ率は運行会社にしかわからない点は留意が必要です。
2015年の値上げの理由は、よくわかりませんが、1つ考えられるのは円安でしょうか。2012年の秋には1ドル80円でしたが、2015年の正月には1ドル120円になっています。円建ての費用は変わらなくとも、航空機の調達費用等その他の費用でドルまたはユーロ建てのものが多いと仮定すれば、影響はありそうです。
もう1つ気になるのは、結果的にどの運賃クラスも約5万円という一律の値上げ幅(率ではなく)である点です。パックツアーを使わず、自分で安い運賃の時期を狙って計画を立てるのが好きな自分にはなかなか厳しいものがありますね。
【参考サイト】
【追記】
値上げした時期が、燃油サーチャージが下がった時期と一致するのではないかという指摘をいただきました。まだ確認していませんが、メモしておきます。(2017.7.30)→追記しました。なお、各運賃が適用された時期の期初でのサーチャージを記載しています。(2017.7.31)