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μFactory管理人が、誰かに役に立つかもしれない情報をまとめたブログです

今期のキヤノンインクジェット複合機を比較する

キヤノンは今期のラインアップからインクジェット複合機の頭文字をMPからMGに変えたので、どうなっているのかちょっと調べてみました。
インクジェットプリンター製品比較表
大きな変更点はざっと次のようです。

  • インクの型番の変更
  • MG8130/MG6130の本体操作に”インテリジェントタッチシステム”を採用

思ったより変更点がないような気もします。ちなみに、 yodobashi.com と kakaku.com における価格は次のとおりでした(2010/11/13現在)。

型番 yodobashi.com kakaku.com
MG8130 \34,900 \31,370
MG6130 \23,400 \20,798
MG5230 \25,400 \22,723
MG5130 \19,800 \17,876

…上位機種と下位機種が価格逆転しているのですが…。
それから、印刷速度ではipmという単位が使われていました。むかしはppmだった気がしたので調べてみると、images per minuteの略とのこと。比較的詳しい解説が以下のページに掲載されていました。非常に簡単に言うと、規定されたPDF, Word, Excel の各4ページの文書を連続印刷したときのスループット(枚/分)です。
ISO/IEC 24734 Standard Brings Uniformity to Print Speed Measurements

iMac(Mid 2010)のファンについて

2010年の8月初旬にiMac(Mid 2010)の最下位機種を購入し、使用しているのですが、起動させてから時間が経つとファンの音が非常に大きくなるという課題が発生しています。現在のマシン構成は以下のとおりです。

  • iMac (Mid 2010) 21.5 Core i3 3.06GHzモデル
  • メモリ4GB増設済、合計8GB
  • HDDはSeagate Baraccuda 7200.12 ST3500418AS → ST31000528AS ←目下、原因である可能性No.1
  • Dual Display環境で使用(三菱の液晶モニタをMini Display Port経由で使用)

ファンの音が大きいというだけでは主観的なので、以下のソフトウェアを使って検証を行うことにしました。

iStatsMenuを見ると、iMac(Mid 2010)のファンは3種類(CPU, Hard Drive, Optical Drive)あり、このうちHard Driveの回転数が起動させてからどんどん上がっているということが分かりました。具体的にはCPUとOptical Driveは1000-1500rpmでほぼ安定しているのに対して、Hard Driveは起動直後は1000rpmからほぼ単調増加しつづけ、5000rpmで安定します。私の環境では、3000rpmを超えたあたりからうるさいと感じ始め、4000rpmを超えると忍耐が必要になってくる状況です。

現時点で、Temperature Monitorで取得できるデータで気になるのは、Secondary Heatsinkの温度が高い(約60度まで上昇)することと、Hard Drive Proximityが9度という一定値のままだということです。

iMac(Mid 2010)をチェックする

先日、iMac(Mid 2010)が発表されましたので、ちょっと調べてみました(その時々の最下位機種同士です)。

機種名 iMac(Mid 2007) iMac(Late 2009) iMac(Mid 2010)
CPU Core 2 Duo 2.0GHz Core 2 Duo 3.06GHz Core i3 3.06GHz
Core-Thread 2-2 2-2 2-4
Cache 4MB Shared L2 3MB Shared L2 4MB Shared L3
メモリ(SO-DIMM) 1GB(667MHz DDR2) 4GB(1,066MHz DDR3) 4GB(1,333MHz DDR3)
ビデオチップ ATI Radeon HD 2400XT- 128MB GDDR3 NVIDIA GeForce 9400M(共有256MB DDR3 SDRAM) ATI Radeon HD 4670 - 256MB GDDR3
液晶 20 inch(1680x1050) 21.5 inch(1920x1080)
サイズ(mm,HxWxD) 469x485x189 451x528x188.5
備考 - SDHCカードスロット SDXCカードスロット

Single-threaded programの速度は10%程度の向上だというデータが多いようです。また、世の3DMark06のスコアを見ると、5670→11500、4670→8000、9400M→2300、2400XT→1800というくらい。というわけでポイントは同時実行スレッド数が増えたことと、グラフィック性能が底上げされたということなのでしょうか。あと、サイズは実は本体部のサイズだったりします。店頭ではかった感触ですと、Mid 2010の高さは473mmといったところでした(Mid 2007のサイズはどうやら台座を含みます)。

iPhoneとiPadと俺と

久方ぶりのエントリを書こうとしたらHatena Diaryのデザインが変わりすぎていて驚いきました。それはともかく、今夜はWWDC 2010の基調講演ということで、自分なりにiPhoneiPadについて整理しておこうかと思ったわけです。

iPhone 3GS

  • 使い始めてからおよそ11ヶ月。
  • 操作方法についてはそれまでもiPod touchを使用していたので、違和感は特になし。
  • 生活は多くの面で劇的に変わった。
  • auの携帯電話がメインの頃は、ezナビウォークぐるなび、Hotpepper、GoogleによるWebサイト→ケータイサイト変換という組み合わせでかなり便利に使いこなしていたつもりだった。iPhoneは最大瞬間風速的な便利さでは劣ることもあるが、アプリが想像以上に充実してきたとこと、いざとなれば一般のWeb pageをかなり快適に見れるという保険があるのがでかい。
  • 実は日常生活にも増して国内旅行時に威力を発揮する。
  • 基本的には「手放せない存在」となっている。
  • 20年近く前に「こういうのがあればいいな」と思っていた機器に一番近い存在。
  • 改善して欲しいところ:日本語変換能力(とりあえずiPad程度になれば…)、サイレントモードの挙動(とりあえずあらゆる音を出さないようにする、もしくは出さないようにするオプション)、画面解像度(トレードオフは多そうだが、iPhoneで書籍を読むという流れにしたければ)、MMSの機能改善(検索やパソコン側へのバックアップ機能等)

iPad

  • 使い始めて10日。
  • マウスという機器を使った操作はシームレスだとこれまで思っていたが、実は情報と人間の間に入る乳白色フィルムのような存在だったと認識できた。
  • iPadはパソコン(Windows/Mac問わず)よりもパーソナルなコンピュータを具現化している。
  • かなり昔、マスメディアの「パソコンとTVの融合がもてはやされているが、Appleは取り組まないのか?」という質問に対してSteve Jobsが「その2つは本質的に性質が違うと考えている。パソコンを使うときは脳のスイッチをONにするときで、TVを見るときは脳のスイッチをOFFにするときだ」という返しをしたという記憶がある。iPadは脳のスイッチがOFFの時に親和性が高い。何かを作ったりするときや考えるときにはやっぱりパソコンの方が向いているように感じる。
  • 購入するときに、「iPadはきっと枕元において、寝る前とか起きた後に使うんだろうな」と思っていたが果たしてその通りになり、長らくその座にあった枕元のLet's Noteの使用頻度はかなり下がった(具体的にはニコニコ動画を見るときに使う…)。

鉄道各社の列車運行状況ページの表記

【発端】
http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/kanto.aspxJR東日本の運行状況)に「この情報を無断転載、複写または電磁媒体等に加工することを禁じます」と書いてりますが、これの定義はどのようなものなのでしょうか?

(1)他社での表記
現状把握として他社を調べてみました。
 JR東日本とおおむね同様の表記有:
  東京メトロ小田急・西武・東武阪神・南海・JR東海JR西日本・京成・京急名鉄
 特段の表記無:
  東急・阪急・西鉄・京王
 その他:
  近鉄「この情報は、権利者の許諾を得ないで、著作権法で定める個人の私的使用の範囲外の使用をすることはできません」
  京阪「この運行情報を無断で複製・転載・販売することを固く禁じます」

(2)このフレーズの一般性
 検索した結果、この語句は一般的によく使われるフレーズではあるらしいです
 無断転載 複写 電磁媒体等 加工で検索

(3)語句の意味
 「無断転載、複写」はともかく、電磁媒体等に加工するってどういう意味なのでしょうか?
 そもそも電磁媒体とはなんなのでしょうか? → 電磁媒体で検索(2個目に超電磁砲出てきて吹いた)
 それはともかく電磁媒体はいわゆる電子媒体のことをさしているように思えます。

(4)総論
 (私の日本語の解釈によると)

この情報を
 ・権利者の許諾を得ないで、著作権法で定める個人の私的使用の範囲外において、
 ・情報の出所・権利者との繋がりが不明瞭な形になるように
無断転載、複写または電磁媒体等に加工することを禁じます

 くらいなのではないかなと思います。ブラウザで表示するのは、各社のページを参照しているのでOK。ブラウザが独自形式でHDD等にキャッシュとして保管するのは「電磁媒体等に加工」していると思いますが、そこは解釈と運用でカバーでしょうか。

(5)そんなことより

  • 実際のところは先行他社が書いた表記をまねた結果だという気がします(元も子もない....)
  • hatenaとかtwitterへのボタンを...(最後はそれですか)

DMC-TZ一部機種比較(自分用メモ)

機種名 TZ3 TZ7 TZ10
発売日 2007/3/9 2009/3/6 2010/3/5
素数 7.2M 10M 12M
ズーム[35mm判換算] 28-280 25-300 25-300
サイズ[mm] 105.0×59.2×36.7 103.3×59.6×32.8 103.3×59.6×32.6
重量[g] 257 229 218
その他 10倍ズーム TZ3+AVCHDLite動画,動画中ズーム TZ7 + GPS

au一部機種比較(自分用メモ)(未完成)

機種名 W52T W52SH T003 SA001 SH005
サイズ 51x111x22(23) 49×108×17.6(21) 50x115x11.6(14.9) 52x113x11.9(14.7) 49x108x14.2(14.6)
重量 152 127 118 119 124
液晶 3inch(WVGA) 2.8(WQVGA) 3(FWVGA) 3.1(FWVGA) 3(FWVGA)
日本語入力 Rupo ケータイShoin5 ATOK for au + APOT ATOK ケータイShoin9
その他 3Mpx,スライド,VGA動画 2Mpx 3Mpx,防水,VGA動画 3Mpx,VGA動画 5Mpx,防水
2010/01初時点価格 - - 5万円弱 5万円弱 4万円弱
2010/01末時点価格 - - 31,500 31,500 36,750


【追記】2010.4.3に21,000円でT003に機種変更しました。

最近東海道新幹線利用時に東京駅より品川駅を選好する理由(メモ)

  • 常にパンクしている東京駅に比べて比較的設備に余裕があり、動線も綺麗
  • JR在来線のコンコースと新幹線のコンコースが同一レベルであり、東京駅であるようなキャリーを持ち上げて階段を昇り降りする作業が不要
  • 時間が短縮できる(特に中央線が快速運転を行っていない早朝時間帯)(山手線新宿→品川18分、中央線各駅停車新宿→東京18分、中央線快速列車新宿→東京13分、東海道新幹線東京→品川7分)
  • 東海道新幹線で利用するホームが1つなので、「何も考えなくて良い」(東京駅は発車標で番線を確認して正しいホームに上がる必要がある)
  • 設備が新しい(ホームドア等を含め)

なぜ私は再び"東海道新幹線ユーザ"になったか 〜回想〜

 ここのブログには、基本的に情報のまとめ的な記事を書いてきましたが、たまには私的な話も入った文書も書いてみようと思ってポストします。内容については、記憶をがんばって辿ったのですが、不正確なところがあるかもしれませんのでご容赦ください。以下文体変わります。

はじまり

 私は昔からしばしば大阪東京間を移動していた。1998年頃までは特に深い考えもなく新幹線を利用していた。状況が変わったのは大学に入り、その頻度が増え、また初めての北海道旅行に久々の航空機を利用してからだった。当時は航空業界は規制緩和の入り口の時代で、大手航空会社は3社あり、その中でも私は幼少のときからなじみの深かったJASが好きだった(よく、TDAYS-11に乗って徳島へと往復していた)。久々の航空機利用で旅客機という選択肢があるということに気づかされた私は、その後すぐスカイメイトという制度があることを思い出す。現在もスカイメイトという運賃区分は残っているが、当時は「当日空港にて空席があれば、普通運賃の半額で利用できる」という制度だった。

"航空機ユーザ"へ

 先述したように当時は規制緩和の入口の時代で、航空運賃は普通運賃でたしか16,250円だった(2009.9現在、同じ区間の普通運賃は22,500円)。従って、8,120円で伊丹〜羽田を移動できる航空機は(アクセス費用を考えても)価格面でもかなり魅力的だった。付加サービスとしての無料ドリンクや新聞、マイレージサービスもあった。その頃の東海道新幹線は「のぞみ」が増えたとはいえ1時間に2本が基本で、急ぎでなければ12,000円程度の回数券を金券屋で買ってひかりの指定席を利用するのが基本であった。そうなると、大阪側の拠点が豊中市、もしくは伊丹空港から見て遠くても梅田の私にとっては運賃と時間の両面で航空機の優位性は明らかであった。
 その後、航空機サイドには特定便割引運賃が設定されるようになった。多くは10,000円〜12,000円のレンジで設定されており、空港アクセス費用や所要時間を考えると新幹線といい勝負をしていた(前日までの予約が必要であったため、直前での移動時刻の変更に追従できない、という点で利便性は新幹線に劣っていたが、ある時期までは特定便割引運賃には予約が入れ放題だったので、大した問題とはならなかった(仮に予約を何便かに入れておき、最終的に空港で搭乗する便に対してのみ支払いを行い、他の便はキャンセル扱いにするという方法で実質的に任意の便に搭乗可能だった))。そのうち私はスカイメイトを使えない年齢となったが、それでもごく例外的なケースを除いて航空機を選好していた。主な理由は付加サービスの充実と予約発券システムの出来の良さだった。当時まだエクスプレス予約はマイナーでEX-ICサービスもなかった。そもそもエクスプレスカードは専用クレジットカード(VISA/Master/JCBとの提携なし)で、学生用カードもなく、正直申し込みもためらわれた。一方の航空機サイドでは、伊丹〜羽田の利用者が増え続けた結果、増便が繰り返され、ほぼパターンダイヤとなり利便性が向上した。また、伊丹〜羽田便は、例外を除いて伊丹・羽田空港の最も便利なスポットに駐機するといった配慮もされるようになった。大阪〜東京間での航空シェアがどんどん上昇して行ったのもこの時代のことだった。

風向きの変化、そして再び"東海道新幹線ユーザ"へ

 この時代は長く続いたが、(航空会社の経営悪化や燃料価格等の事情からか)風向きがだんだん変わってくる。まず、運賃がだんだんと値上げされた。特定便割引運賃は13,000円から15,000円程度の設定がほとんどとなった。加えて、伊丹、羽田空港利用時には追加料金がかかるようになった。一方、その間に東海道新幹線のダイヤはのぞみ主体のダイヤとなり、のぞみ料金は若干ながら値下げとなった。また、品川駅が開業し、2007年7月にN700が投入され、その後のATC-NS化などによりのぞみ9本ダイヤと乗り心地の向上が達成された。その後の品川駅全列車停車は東京側の拠点が西東京となった私にはメリットとなった。エクスプレス早特(現在のEX-IC早特)が導入され、6時台の「のぞみ」であれば、運賃・料金は12,000円ですむようになった。2009年3月にはN700系インターネット接続サービスが開始された。現在、大阪〜東京間は新幹線のシェアが上昇している。

まとめと今後に望むこと

 ここ10年ほどの大阪〜東京間の移動の話を、自分の思い出にのせてつれづれなるままに書いてみた。いまや競争力的には東海道新幹線の方がかなり強くなっているというのが実感である。ただ、別に「昔のJR東海・西日本は手を抜いていた」とか「最近のJALANAはダメだ」という趣旨ではない。そもそも、JR東海・西日本と、JALANAはまったく立場が異なる。いうまでもないことだが、例えば、JR東海・西日本は鉄道会社で、JALANAは航空会社だいうこと。JR東海東海道新幹線から長期的に収益をあげ続けて国鉄債務を返済する必要があるが、JALANAは伊丹〜羽田が儲からなくなったら他の路線にシフトすればよいということ。原油高騰の影響の大きさ。地上や車両・機材設備投資のスパン。要員の人的流動性。だから、どっちが良いとか悪いとかではない。立場が違うだけの話である。ただ、「今でも選択肢がある」というのは間違いなくいいこと。そういうわけで、最後に今後に望む事を書いてみようと思う。
東海道新幹線:多くの「のぞみ」の所要時間である2時間36分を2時間30分以内、つまり昔の「のぞみ」と同じ水準以上まで短縮。車内販売でのSuica/ICOCA対応。エクスプレス予約サイトのiPhone対応。
航空機:技術革新(ボーイング787の早期就航)による居住性の向上と燃費の削減。中途半端な状態の「シャトル便」の改善。まだちぐはぐ感のある空港アクセスの改善。