新iMac発表とデュアルチャンネルメモリアクセス
現地時間の8月7日、新iMacが発表されました。分類上の名前はMid 2007のようです。これまでのiMacのデザインを形状から振り返ると、
- 初代デザイン(Bondi blue)
- 2代目デザイン(Slot Loading)
- 3代目デザイン(大福)
- 4代目デザイン(液晶モニタ型)
となると思うので、5代目でしょうか。写真で見る限り、ほとんど液晶モニタのような薄さなので、ある意味モニタ一体型マシンの到達点にたどりついたという感じもします。
さてこのiMac、SO-DIMM(DDR2 SDRAM, 200pin, 667MHz=PC5300)メモリスロットが2基あります。これまで通りだとすると、デュアルチャネルアクセスが可能だという推測は出来ます。そこで疑問となるのが、メインメモリのデュアルチャンネルアクセスの有無により性能がいかほど影響を受けるかと言うことです。検索エンジン等を使って、ベンチマークがないか調べてみましたが、Core 2 Duoプロセッサで調べたわかりやすいページはありませんでした。一応、まとまっているっぽいページを以下に示します。
すでにCPUからして違う時点で全く参考にならないのは承知ですが、ものごとの掴みという意味で。結論は「よくわかりません」でした。以下はメモです。
- iMac(Mid 2007)は、初期状態では1GBのメモリを搭載していますが、1GBx1枚というコンフィギュレーションで出荷されています。このようなコンフィギュレーションで出荷すると言うこと自体、性能への影響は限定的という証左かもしれません。
- 一般的に、内蔵RAMを利用するグラフィックチップ(≒チップセット内蔵グラフィックス)においては、デュアルチャンネルメモリアクセスの性能に及ぼす影響が定性的に大きくなるとされます。なお、iMac(Mid 2007)は、AMDのRADEON 2000シリーズと専用のビデオメモリを搭載しています。
今後しばらく、このダイアリはMac更新に関するダイアリになる注意報です。
9月17日追記:9月16日のダイアリ記事に、iMac(Mid 2007)でのベンチマーク結果を掲載しました。